24時間戦えますか? / 命まではとられない
30年前、平成の始まり、バブルがはじける前。
黄色と黒は勇気のしるし。24時間戦えますか?
ビジネスマン~ビジネスマン~ という歌と
ともにCMが流行した。
景気が良くて、残業、休日出勤、過労が当たり
前。今では通用しない。
当時は20代。建設業の我々は、残業何時間した
かと同期で自慢?しあう時期だった。
1988年ソウルオリンピックの時は入社2年目
だが一人現場任せれて寮に帰れず日曜も休まず、
半年間残業200時間近く働いていた。若くて丈夫
だったからできた。異常だった。
今思い出すと、仕事を早く覚えて一人前になりた
いと仕事に励んだ時期だった。
今は働き改革で、仕事の時間が制限されている
が、若いときは働きたい人はどんどん働いて
いい自由もあるはずだ。
過労死が時々問題になるが、労働者が労働条件を
主張、交渉し、できないことはできないと言える
勇気、環境が大事だろう。働く自由、あまり働か
ない自由、を認める社会。
「命までとられない」
当時の上司たち(団塊の世代)は、よく言って
いた。請負元やお客様が理不尽な要求をしても、
命だけは取らないよ。と座右の銘にように使って
いた。
まだ、戦後の高度成長の余韻のある、頑張れば
必ず給料が上がって生活が良くなるから頑張れた
時代だ。
この言葉は、上司と若い社員の一体感を感じさせた。